クレジットカードは何枚も持つよりも、メインの1枚を決めてあとは必要に応じてサブのカードを選んだ方が、ポイントもたまりお得に利用することができます。
では、メインの1枚はどのようにして選べばよいのでしょうか?
ただ何となく…で選んでしまうと「使い勝手が悪い」「ポイントがたまりにくい」などと不満が出てきてしまう場合もあるので、注意しなければなりません。
自分にとって最適な1枚を選ぶためには、押さえておくべき大切なポイントがあります。
初めてクレジットカードを持つという方も、もっと使いやすいカードが欲しいという方も、ぜひ参考になさってください。
目次
メインとなるクレジットカードは3つのポイントで選ぶ!
クレジットカード選びで大切なことは、「目的」と「ライフスタイル」を明確にしておくことです。
「どのようなシーンで使うのか」「どんなサービスを受けたいのか」「よく利用する場所はどこか」など、自分にとって必要な条件について考えてみましょう。
1.目的で選ぶ
最初に目的を決めます。
・ポイントをためたい
・マイルをためたい
・付帯サービス
メインのクレジットカードは一番使用頻度が高くなるため、ポイントやマイルをためるカードとしては最適です。
また、各種保険や優待割引などの付帯サービスを目的とする場合は、ポイント還元率や年会費なども照らし合わせて選びます。
付帯サービスは充実しているけれどポイント還元率は低いという場合は、メインではなくサブカードとして考えると良いでしょう。
2.お得度で選ぶ
・年会費
クレジットカードには年会費無料のものと有料のものがあります。
年会費無料といっても初年度だけ無料で次年度からは有料のものや、次年度からは1年間の利用金額に応じて無料・有料が決まるものもあります。
カードにステータスやハイクラスなサービスを求めていないというのであれば、年会費無料のカードの方がお得に利用していただけると思います。
・ポイントサービス
クレジットカードのポイントサービスとは、利用金額に応じてポイントが付与され、たまったポイントを景品や商品券などと交換することができるサービスです。
ポイント還元率の高いカードを選ぶことで、効率的にポイントをためることができてお得です。
3.ライフスタイルで選ぶ
「海外への出張や旅行が多い」「よく行くデパートやスーパーがある」「車によく乗る」「飛行機によく乗る」など、ライフスタイルは人によって様々。
そしてクレジットカードも万能タイプもあれば、海外に強いもの、お得に買い物ができるもの、ガソリンが安くなるものなど特徴のあるカードも見られます。
クレジットカード選びで重要なことは、それぞれのカードの特徴をよく理解した上で自分のライフスタイルに最も適したものを選ぶことです。
ポイントサービスで得するクレジットカードとは?
ポイントサービスを上手に利用するには、ポイントがたまりやすく、希望の交換商品があるカードを選ぶことが大切です。
ポイントがたまりやすいカードとは?
【ポイント還元率】
そのカードがどのくらいお得なのかを知るための指標として、「ポイント還元率」があります。
ポイント還元率とは、クレジットカードの支払金額に対してどのくらいの割合でポイントが付与されるのかを表す数値です。
たとえば100円で1pt付与され、1pt=1円で交換できるならポイント還元率は1%となります。
一般的にクレジットカードで一番多いのが0.5%で、1%以上のカードを高還元率としています。
同じ利用金額であっても、ポイント還元率によってたまり方が全く違ってくるので、ポイント還元率のチェックは必須です。
【交換商品】
ポイントサービスの交換商品は景品、ギフト券、商品券、図書カード、旅行券などが一般的ですが、他にも次のようなものがあります。
カードを選ぶ際には、自分の希望する商品やサービスがあるのか確認しておきましょう。
・ポイント移行
クレジットカードでためたポイントを、他社のポイントプログラムに移行するものです。
マイレージ、電子マネー、通販(楽天・ベルメゾンなど)、携帯電話(dポイントクラブ・au WALLETなど)、家電店(ヨドバシカメラなど)、Tポイント、Pontaなどがあります。
景品に欲しいものがない、他社のポイントプラグラムのポイントをためているという方には嬉しいサービスですね。
・キャッシュバック
景品もポイントも必要がないという方には、キャッシュバックというサービスもあります。
キャッシュバックには現金を口座に振り込む方法と、請求額からポイント分の金額を割引きする方法があります。
カードによっては公共料金や税金の支払いが対象となるものもあるので、通常割引きのない料金が割引かれるためお得感があります。
ライフスタイルに特化したカードのメリットとは?
海外旅行や海外出張によく行く
- ポイントをマイレージに交換できる
- 海外旅行傷害保険が自動付帯している
- 空港ラウンジサービス、手荷物無料宅配サービスなどの付帯サービスがある
よく行くスーパーやデパートがある
- 系列店の流通系カードならポイントアップや割引特典がある
- 会員優待割引がある
- 会員限定割引商品がある
車によく乗る
- ETCカード
- ロードサービスが付帯している
- 石油関連企業のクレジットカードならガソリン割引が受けられる
現金払いよりもクレジットカードを利用した方がお得と言われるのは、ポイントサービスがあるからです。
つまりポイントサービスを上手に利用することができれば、クレジットカードで得するということです。
自分の目的とライフスタイルをベースとして、できるだけポイント還元率が高いカードを選びましょう。